MIKRO MIR 1/350 航洋潜水艦 K型

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完成品展示
制作記


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BOXアートは波静かな海岸近くを浮上航行中のK型潜水艦。K型は航洋潜水艦と言って外洋に出て行って行動できる艦なので陸の見えない大海原の方が似合うけれど、それだと絵が単調になり過ぎると思ったのか、水平線上に山肌の陸を描いています。魚雷発射管が水面上に出ていてとても斬新なデザインに見えますが実はこれは艦尾で、艦首は大戦期の潜水艦らしい普通の船型です。空は曇っているのか青みのない灰色でそれに呼応して海面も彩度に乏しく、黒い船体と相まって荒涼感のある絵に仕上がっています。

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パーツは船体と小部品および展示台の大きく3つに分けて成形されています。船体は左右分割でこれに艦首から艦尾まで繋がった甲板パーツを取付ける方式になっており、舷側のベント孔や甲板上面のディティールが精巧に再現されています。小部品もスケールなりに精密で、特に甲板上の砲やスクリュー軸などは細く弱いので取り扱いには注意が要ります。個人的にちょっと残念なのは展示台で、円形の台座に支持棒が1本だけだからこれを使おうとすると船体を支持棒に固定しなければなりません。

部品点数 22 (スタンド含まず)
 
 
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エッチングパーツはとても充実していてスクリューや艦橋内部の床の他、艦首のノコギリ状の刃や甲板の柵、さらに砲の操作ハンドルまで豊富にセットされています。デカールは旗と艦橋に付く番号が2種類。K-21は現存し、記念館となって公開されています。

 

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