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PIONEER2 1/72 Yak-15 完成日 1988年 2月13日

Yak-15 実機について
Yak-15はミコヤングレビッチ設計局のMiG-9とともにソ連初のジェット戦闘機の栄誉を分かち合ったとされる機体です。しかし実態は大戦中のレシプロ戦闘機Yak-3のエンジンをジェットに換装しただけの急造機で、ご覧の通りの尾輪式。おたまじゃくしのようなユーモラスな姿で、速度もYak-3より数十キロ速いだけだったそうです。ジェット戦闘機と言うにはいささか違和感のあるこの機体、当時ジェット化で西側に遅れをとったソ連のあせりが感じ取れます。
 

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当時記
1982年春、航空ジャーナル別冊「ソ連ジェット戦闘機(上)(下)」という本を買って読みました。思えばこの本との出合いが私をソ連機ファンにしたと言えるでしょう。その本の中でYak-15という飛行機の存在を初めて知りました。ソ連初のジェット戦闘機とのことで歴史的な存在ですが、模型アイテムとしてはマイナーのきわみなので、あってバキュームキット止まりと思っていましたが、1986年秋、当時行きつけの模型店でこのキットを見つけました。もちろん瞬時に購入。その後は私としては異常なまでのハイペースで作業を進め、他の未完成キットをどんどん追い抜いて完成しました。(それでも購入から完成まで1年半も掛かってますが・・・)
 

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キットについて
[PIONEER2 1/72 Yak-15] : これは私にとって初めての簡易インジェクションキットでした。表面に離型剤がべっとり付着していて、中性洗剤でごしごし洗った覚えがあります。主翼は上下面の分割がない一枚もの、胴体への取り付けもガイドのないイモ付けです。モールドは動翼のみで事実上ツルツル。しかし、部品点数が少なくすらすら組めるし、プロポーションが良く実機のイメージをきちんと再現できていると思います。ただしデカールはスケスケで質が悪く×でした。作例では手持ちのジャンクデカールから使えそうなものを引っ張って来て貼ってあります。機首の番号は当初キット付属の黄色の20番を貼ったのですが、トップコートの際ちぢれてだめになってしまい、泣く泣く他キットの青の90番に貼り換えました。実機では青の機首番号なんてたぶんなかったんだろうなぁ・・・。それと主翼上面の赤星マークは、KITの箱絵に描いてあったので貼りましたが、どうもこの時代の機体には主翼上面のマークは無いみたいです。まあ機首の番号も架空だし、その辺は大目に見てやって下さい。
 

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この作品は「ウェブタリーホ」様のコンペ「ソ連機作りまショー」(2004年開催)の参加作品です。
この作例の製作記はありません。
 


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