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23-XXとはMiG-21の後継となる機体の開発コ-ドネ-ムです。23-01がリフトジェット付きのSTOL機、23-11が可変翼機で、-11がMiG-23の原型となります。-01の方は試作だけで終わりますが、こういうマイナ-機がキット化されるのだから、ソ連機ファンにとっては良い時代(2010年台前半・記)になったものです。BOXア-トは実写の空の写真にコンピュ-タグラフィック(CG)で作った機体画像を合成したもので、この方法がART
MODEL社の箱絵の標準です。CGはこのキットの電子原型である3Dデ-タから作られたと思われ、しっかりした出来で好感が持てます。CGソフトの発展のおかげで違和感もなく良い感じだけれど、この作画方法が行き着く先は実物写真ですから、将来どんなに技術が進んでも、絵描さんが描く肉筆画とは異質なものになるでしょう。
キットはパ-ツで見る限り、とても良く出来ています。恐らく基になる電子原型(3Dデ-タ)をきちんと丁寧に作ってあるのでしょう。図面資料がたくさんある機体ではないのであまり断定的なことは言えませんが、機体形状は相当行けてると思います。その根拠は胴体パ-ツの見事さ。かなり複雑な形状にもかかわらず、パネルラインを含め全く違和感がありません。このキットの持つ説得力は本物と見て間違いないでしょう。同社キットのセ-ルスポイントとなっているレジンパ-ツは、リフトジェット排気口,
メインエンジン排気口, シ-トの3パ-ツ入っています。中でもシ-トは特に良い出来です。
デカ-ルは機首に23番の番号が入る箱絵の機体1種のみ。書籍「世界の傑作機 No.92」によれば、23-01の試作機数は1機のみとなっているので、このマ-キング以外存在しません。



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