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BOXア-トは薄暗い洋上で降下しつつ大きく旋回中のAn-12BK-PPS。電子戦専用機特有の機体外周に張出したポッド類が印象的です。中央に描かれた機体には日光が斜めに当たり、まるで劇場でスポットライトに照らされている様な効果を生んでいます。左上のF-104にはデンマ-クの国籍マ-クが付いているのでこの海はバルト海または北海。両方とも北極圏に近い北の海ですから日中でも太陽の高度は低く、箱絵の様な幻想的な光の情景も実存した可能性があります。
An-12はかなりの大型機なのでパ-ツ数は多いだろうと、箱を開ける前から予想していました。実際開封して見ると胴体や翼などの主要パ-ツはオ-ソドックスな分割で特段問題なさそう。特筆すべきは小物類です。ここに掲げた写真から見て取れる通り、一見しただけではどこに付くのか分からない小物パ-ツがびっしり成形されています。個々のパ-ツの出来はシャ-プでバリは少なくプラ材質も上の部なのでとても良いのですが、分割が多いので作り易さという面では一歩劣ります。例えば主脚,左右1対のうちの片側1セットを構成する部品は脚柱5,タイヤ12で合計17。脚1本でこれだけのパ-ツを組むのですから、完成したときの精密感は見事なものです。同社の他の製品についてもネットなどで可能な限り調べたところ、この傾向は一貫していました。どうやら
RODENは作り易さを犠牲にしてでも正確さや精密感を優先するポリシ-を持ったメ-カ-と言えそうです。
部品点数 351






デカ-ルは機体の大きさに相応の大きな数字と赤星がセットされています。それ以外にも計器板とアンチグレアの黒、注意喚起の赤枠とコ-ションデ-タなど十分な内容。印刷はシャ-プだし発色もきれいで見た目大変素晴らしいのですが、聞いた話ではRODENのデカ-ルは貼ろうとするとバラバラになるんだとか。でもこんな大きさの赤星や数字はストックにないので何とかして貼るしかありませんね。
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