TOPへ戻る Amodel 1/72 An-26 Early
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An-26はとても分かり易い典型的な形をした飛行機だと思います。スラッと長い胴体に細長い直線翼, プロペラが付いた双発エンジン, 尾部には誤解しようのない垂直尾翼&水平尾翼と、それぞれの要素があるべき場所にきちんとバランス良く付いているので安心感があります。この箱絵はそんなAn-26を斜め下から仰ぎ見る構図で、同機のオ-ソドックスな美しい機体形状を見事に描き出しました。場面としてはこれは山脈越えなんでしょうか、雲の上に頭を出した山々の頂上を下に見て一心不乱に目的地を目指す中型輸送機の健気さがヒシヒシと伝わって来ます。遠く離れた場所に必要な物資を運ぶのが輸送機の役目。目立たないけれど大事な仕事をしているんですね。戦闘機や爆撃機などの花形軍用機も良いけれど、輸送機の良さが分かる様になるとまた一段とマニア度が深まるのかも知れません。最後に絵画としての評価ですが、私にとってはこれはかなりの高得点です。太陽の位置を意識して、胴体にできる翼の影とか、胴体そのものの陰影のグラデ-ションなどがきちんと描かれていて文句ありません。左上の画像では小さくて分かり難いですが、パネルラインやリベットなどのメカ表現も良く出来ています。またプロペラ機の場合、回転しているプロペラをどう表現するかも絵の出来を左右する重大ポイントです。この作品では4枚のプロペラブレ-ドを回転ブレさせて写真の様に表現し、絵の実感を高めることに成功しています。

さて、パ-ツを見て行くと細かい部品がごっそり入っていて、細部まできっちり作りたい本格派モデラ-向きです。ただし貨物室内部を再現するための部品も相当数入っているので、胴体後部の貨物扉を閉にして内部を省略するならばその分部品数は減ります。中型とは言え輸送機なので1/72としてはかなりの大きさですが、Amodel の伝統として個々のランナ-が小さいため、胴体4分割, 主翼は7分割です。気になるのは機体外面の筋彫りで、Amodel にしては例外的に凸になっています。もちろん動翼部はメリハリのある凹で表現され、実感十分なんですが、他のパネルラインは工作中に消えるのは確実なので、彫り直しは避けられないでしょう

部品点数 211


デカ-ルはソ連機がグレ-塗装1種類とアフガン紛争時の迷彩機1種類、およびポ-ランド機がグレ-塗装で機首のマ-ク違いで2種類の、合計4通りから選べます。細かいコ-ションデ-タがビッシりセットされている他、計器板や機首のアンチグレアもデカ-ルで用意されていて初心者でも安心です。

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左2枚は透明部品です。細かいライト類などもパーツ化されています。


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