TOPへ戻る TOKO 1/72 An-72P
キットたちへ戻る


an72p_tk72_BOXアート

an72p_tk72_1

an72p_tk72_2

an72p_tk72_3

an72p_tk72_4

an72p_tk72_5

an72p_tk72_6

an72p_tk72_7


BOXア-トはまだ薄暗い空の下、右下に灯台を見ながら洋上哨戒任務に向かうAn-72P ウクライナ軍機です。An-72PはAn-72輸送機に若干の兵装を追加して洋上哨戒型としたものです。使われ始めたのはソ連が崩壊した1991年の後なので、正確にはソ連機とは言えません。ソ連機しか作らない私にとっては対象外の機体ですが、外観上はAn-72とほとんど同じなので、塗装とマ-キングをソ連時代の輸送機にして作るつもりです。話を戻しますが、この箱絵を絵画として鑑賞した場合、明け方の空と海面が醸し出す微妙な雰囲気がとても良く描けていると思います。その空と海の境を飛ぶ同機の落ち着いた迷彩色には、後方からほぼ水平に光が当たり、まるで異世界の生物が雲間から降臨して来たかの様な威厳を感じさせます。機体は向かって左に傾いていますが、水平線と灯台がそれ以上に右に傾いていて、これが見る者の平衡感覚を壊し、画面に躍動感を与えています。

An-72は中型とは言え輸送機なのでそれなりに大きいです。箱を開けてまず目に付くのは機首から垂直尾翼まで一体成型された胴体パ-ツで、これが箱の縦横にちょうど収まる形で入っています。そして主翼, 胴体内部, エンジン, 尾翼まわりと主要パ-ツの大判ランナ-が4枚有って、さらに脚まわり, 透明パ-ツ, 機外兵装と続くので部品点数は相当多いです。筋彫りは繊細な凸で、これを凹に彫り直すかどうかは各モデラ-さんで意見が分かれるところでしょう。エンジンポッドはカバ-を開けた状態で、その部分のエンジンがポッドに一体成型されています。つまりカバ-を開位置にすればエンジンの一部を見せることができる訳で、良く考えられた構成です。タイヤもゴムで成形されてるなど、なかなかユニ-クなキットです。

部品点数 176


デカ-ルは箱絵のウクラウナ軍機の他にソビエト連邦の略であるCCCPの文字と国旗、さらにアエロフロ-トのロゴまでセットされているのですが、どういう訳か取説にはウクライナ軍機の塗装説明しか載っていません。もしかしたら同じ金型で輸送機型や民間型のキットも有って、このデカ-ルを共用している可能性があります。

an72p_tk72_dk

an72p_tk72_cp

an72p_tk72_8

an72p_tk72_9 


TOPへ戻る キットたちへ戻る