TOPへ戻る Amodel 1/72 An-8
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An-8はどっしりした胴体に巨大な垂直尾翼が付いてまるで船の様な重厚感が有るけれど、胴体以外の部分は割とコンパクトで不釣り合いな感じがします。特にエンジンが小さくて、このエンジンでよくこの巨体が飛ぶものだと感心するほどです。このBOXア-トはそんなAn-8の特徴を見事に捉えていますが、良く観察するとどうやら実機写真を加工して背景の空と合成したものの様です。決め手は窓の中が妙にリアルで写真っぽさが残っているのと、胴体側面に散在する微小な突起とその陰がリアル過ぎて絵画とは一線を画している点です。それでもかなり写真に手を加えた形跡が見られ、回転しているプロペラの表現や胴体後部の番号、それに尾翼の赤星マ-クなどに加筆感が感じられます。背景の空は雲の様子が妙にリアルなのでもしかしたら写真由来かも知れません。しかし手前の機体と雲の位置関係がドラマチック過ぎるので、背景と機体は事後合成だと思います。

パ-ツはAmodelの常として比較的小柄なランナ-に分けて成形されています。大型機故パ-ツ数は多く、従ってランナ-の数も多く、箱の中には全部で21枚ものランナ-がぎっしり入っています。そのランナ-に所々付いているタグにはMasterのロゴが刻印されていて、これは同じAmodelでも古い時代の製品とは一線を画す新世代製品(2016年記)です。パ-ツを俯瞰して感じるのは胴体の分割がやや多いこと。大まかに言って機首, 本体, 本体底面, および垂直尾翼の4ブロックに分けられ、主要外形パ-ツだけでも8個あります。同級の機体の他社製品に比べて分割が多めですが、その分細かい筋彫りが太い胴体の全周に入っています。その筋彫りはもちろん凹だけれど、かなり浅くてそのままでは塗装しているうちに埋まって消えそうなので適度に増し彫りすると良いでしょう。ちょっと気になるのは主翼と胴体の接合で、何のガイドもないイモ付けになっています。これでは強度が不足するので、自分で補強の桁を通すなどの工夫が必要になるでしょう。あと車輪はホイ-ルが別成形の緑色、タイヤはゴム製です。

部品点数 227


デカ-ルは箱絵の機番10番の機体1種のみ。とは言え、細かいコ-ションデ-タと計器板や機首のアンチグレアもデカ-ルで用意されています。ソ連機しか作らない私にとってはこれで十分ですが、一般的にはもう少し選択肢が有っても良かった気がします。

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