TOPへ戻る Amodel 1/72 AR-2
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AR-2とはそれまでSB-2の名で進化して来た高速爆撃機の最終発展型で、当初はSB-RKと呼ばれていました。BOXア-トには炎上する市街地の上空を飛ぶ同機が描かれ、まるで一般市民を標的とする無差別爆撃を敢行している様ですが、第二次世界大戦開戦時にはすでに旧式化していた同機の戦歴にこの様な場面があったのか、にわかには信じられません。絵はしっとりと落ち着いた感じのする肉筆画で、安定感があります。Amodel特有の高いクオリティ-を持ったBOXア-ト群の一つですね。機体は通常の夏期迷彩の上面に応急塗装した白の冬期迷彩が部分的に剥げかかった状態です。これを模型作品で表現して見るのも一興だと思います。AR-2は翼面積が広いので、間延び防止にちょうど良いのではないでしょうか。あと、この箱絵で特徴的なのは機首や操縦席の窓が黒く描かれ、内部が見えないことです。これは夜間爆撃で周囲は暗いのでしょうか?それにしては機体の左上方から光が当たって、白っぽい機体全体を照らしているのが奇妙です。

SB-2シリ-ズの最期を飾るキットメ-カ-がAmodelとは、まさに最後に真打ち登場と言ったところでしょうか。このキットのメ-カ-通し番号は72120で、同社の油が乗りきった時期の一作です。部品点数が多く、細かい部品はとても精密なのに、主翼と水平尾翼の胴体への取付けがガイドなしのイモ付けだったりして、まさにAmodel炸裂です。部品点数が多い一因は主脚が精密に再現されているため。脚柱だけで4パ-ツ、脚庫とタイヤとカバ-を合わせると片脚13パ-ツにも及びますが完成後は足先が見えるだけ。注意が必要なのは機体表面のディティ-ルです。筋彫りは動翼部に少しあるだけで、他は緻密なリベットがビッシリと打たれ、エンジン周りには一部凸のパネル表現があります。この美しいモ-ルドを保ったまま、上手に組み上げることができるかどうか、それがこのキット制作の中心課題になるでしょう。

部品点数 131

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デカ-ルは箱絵の機体の他、尾翼に付く番号違いが3種類あって合計4種類から選べます。箱絵の冬期迷彩剥げ掛かり以外は全て下面ブル-/上面グリ-ンの単調な塗り分けでバリエ-ションは多くありません。

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