TOPへ戻る Amodel 1/72 E-7PD
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E-7PDはMiG-21PFMをベ-スにしたSTOL実験機です。BOXア-トはリフトエンジンを全開にして驚くべき短距離で離陸して行く同機の勇姿を見事に描き出していますね。どうです?この変態ぶり!スマ-トなMiG-21の胴体下面に無造作に取付けられたスノコ板の様なノズルから猛烈に吹き出すジェット。主エンジンも恐らくはアフタ-バ-ナ-全開で、機体を押しているジェット噴流の2本のベクトルが、リアルな説得力を伴って見る者の心に突き刺さります。この箱絵を見て目を輝かせている少年少女がいたら、その子は航空技術者の卵かも知れません。素質のある子供はまだ物理学を習っていなくても、この絵を見れば質量, 重力, ジェットの熱エネルギ-と推力, 運動エネルギ-などの概念を感じ取ることができるでしょう。そういう少年少女こそ、人類の未来を背負う貴重な存在なんです。さあ、もっとプラモデルを普及させ、素質ある少年少女が良質なプラモデルの箱絵に接する機会を増やそうではありませんか!(ハア・ハア・・つ、つい興奮してしまいました。)

AmodelからMiG-21系のキットが出たのはこれが初めてだと思います。キットのメ-カ-通し番号は72221とだいぶ時代が下っているので、往年のAmodel製品よりもずっと普通なキットですが、同社からMiG-21の量産型が出ていたらきっとこんな感じと想像できます。見せ場となるリフトエンジン周りはディティ-ル十分で文句ありません。筋彫りは凹ですがやや浅く、EASTERN EXPRESS(以下EX)のMiG-21SMTに近い感じがします。パ-ツ表面の荒れ具合や筋彫りが微妙にヨレているなど、EXにかなり似ているので、もしかしたら金型は EX系の業者が担当したのかも知れません。

デカ-ルは国籍マ-クの赤星と、姿勢計測用タ-ゲットが少し多めにセットされています。試作機のため、これ以外のマ-キングバリエ-ションはありません。


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