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アレクセイエフ I-21はソ連最初期のジェット機開発計画の一つでした。その I-21シリ-ズの最期を飾るのがこの I-216です。I-216は
I-215の機首下面に75mm機関砲を2連装した対爆撃機用迎撃型でした。しかしどうもこの型は計画のみで終わり、実機は作られなかった様です。それでもAmodel
からキットが出たということは、本当は密かに作られていたのか、それとも良く有るもしもキットなのか、私には分かりません。時は1947年,こんな機体に迎撃されたらB-29だってイチコロな感じがします。
BOXア-トは絵のタッチから I-211および I-215の箱絵を描いたのと同じ画家の作品と見てまず間違いないでしょう。I-211, 215,
216の3つの箱絵を見比べると、この I-216が最も精悍な感じがしますが、それは高空を飛んでいるのと、そして何よりも機首から突き出た2本の大口径75mm機関砲が醸し出す緊張感によるものと思われます。また、左上方約15度の仰角で上昇する胴体に、画面上から下へ鋭い角度で交差する主翼という構図が機体の軽快さを表し、画面に躍動感を与えています。左下の人物写真は一連の計画を指導した設計局の長、セミョン・ミハエロビッチ・アレクセイエフ
とのことです。
このキットは先行発売された I-215のキットに下写真の機関砲パ-ツを追加したものです。従ってキット内容は I-215と同じ、そしてその I-215は
I-211のキットのエンジンポッドのランナ-を差し替えただけなので、キット内容詳細は恐れ入りますが I-211の記事をご参照ください。追加パ-ツの出来は本体パ-ツと同レベルです。
部品点数 64
デカ-ルは箱絵の機体1種類のみ。I-211, 215のデカ-ルと並べて見ると、違うのは番号だけで、他の赤星と三角のマ-クおよび小さなコ-ションデ-タまで全て同じです。
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