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BOXア-トは着陸か離陸か分かりませんが、滑走路上を突進する I-3U。大面積ながら単純な形状の垂直尾翼と、主翼に付いた妙に大きい境界層制御板がいかにも荒削りな感じで、同機が試作機であることを物語っています。絵の造りは機体のアウトラインが異様に本物っぽいことから、写真またはCGをベ-スに後加工して仕上げたものと思われます。手元の資料本やネット検索ではこの絵の構図の写真は見つからなかったので、CGベ-スの可能性が濃厚。そう言えば滑走路や草原のタッチもCGっぽいです。基のCGデ-タにはパイロットは含まれていないはずなので、この絵のパイロットは後から描き足したと見られ、曖昧な仕上がりに苦労の跡が伺えます。
キットは私の目で見る限り良い出来です。主要部品はオ-ソドックスな型割りでムリがなく、順調に組み上がりそうです。小部品も適量で過不足ない感じですが、脚周りの支持棒が小さくて数も多く、工作が面倒かも知れません。成形は反りや歪みがなく、しっかりしていますが小部品のディディ-ルの切れがやや甘く、Amodel的な香りがします。そう言えば胴体のランナ-にはMODELSVITのタグの他にMasterのタグも付いているので、この金型はMaster製と思われます。筋彫りは凹ですがやや浅いので、適度に増し彫りしましょう。動翼部の筋彫り表現も控えめなので、塗装で境界を強調すると良いでしょう。
部品点数 ７８
デカ-ルは箱絵の機体１種のみ。国籍マ-クの他は全てコクピット内の計器類です。
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