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il2_dk72_BOXアート

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BOXア-トは雪原の戦場でロケット弾を発射するIl-2(無印)単座型です。応急の冬期迷彩の上にさらに手書きっぽい文字が書かれているのが印象的ですが、この機体は書籍「世界の傑作機No.129」のカラ-図版でいの一番に掲載されている有名な一機で、文字の意味は「ファシストの侵略者に死を!」とのことです。絵として見た場合、機体のデッサンや陰影の具合などまずまずの出来ですが、地上の雪原の情報量が少なく、今一つ説得力に欠けます。敵地上部隊は箱の右外に出てしまうのでしょうが、そこを一工夫して機体と地上の関連を描き込めばずっと引き締まると思います。

DAKOからは1/72でIl-2(このキット), Il-2M, およびIL-2M3の3種類のキットが発売されています。メインのランナ-は胴体と主翼中央部が付いた2枚で、ここに脚やプロペラなど主要な小部品も一緒に成形されています。この2枚のランナ-が3機種に共通で、残りの外翼部と透明部品を差し替えることで機種間の差異に対応しています。パ-ツの出来は私が見る限りとても繊細でセンスが良く、このキットが出た当時は決定版との声も掛かったのではないかと思うほどです。機体形状は組み立てて見ないと何とも分かりませんが、細かい点はともかく、実機の雰囲気を良く再現していることは間違いないでしょう。ただし、TOKOやeduardから出ている同機のキットに比べるとオ-クション価格がかなり安いのだけど、その理由が良く分かりません。主翼が6分割なので組みづらいんでしょうか。

部品点数 99

デカ-ルは箱絵の冬期迷彩の他、垂直尾翼に黄色いストライプが入る夏期迷彩の2パタ-ンです。どちらも活躍していた時期や地域が解説されていて考証は十分。デカ-ルの質は貼って見るまで分かりませんが、印刷と発色には問題ありません。

il2_dk72_dk


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