TOPへ戻る TOKO 1/72 Il-2 M
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il2m_tk72_BOXアート

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BOXア-トは背後から迫り来るMe-110の脅威に曝されながらも回避行動をとらず、果敢に投弾するIl-2M。後部銃手は恐怖に耐えながら必死に応戦しています。地上が描かれていないので眼下にどんな敵がいるのか判りませんが逆に想像を掻き立てられます。背景の空はどんよりと曇りながらも微妙に日光が透過して不気味に光っており、ソ連戦線の壮絶な地上戦を暗示しているかの様です。

さて、TOKOのIl-2は単座のIl-2と複座のIl-2Mさらに複座で主翼前縁に後退角が付いた後期型のM3の3機種がキット化されており、それぞれ部分的に金型を共用した構成になっています。各キットの箱と取り説にはシリ-ズの通し番号と思われる番号が印刷されていて、単座型がNo.127, このIl-2MがNo.132, M3がNo.101です。キット開発の順番がこの番号通りだとすれば、実機で最後の型がキットでは最初に出たことになりますが、プラモの世界では最も活躍した型もしくは最も改良が進んだ後期型からキット化されることが多いので、TOKOのIl-2もその一例なのでしょう。シリ-ズ最後とおぼしきこのIl-2Mのパ-ツは胴体パ-ツが付いたランナ-2枚がM3と共通, 主翼がIl-2と共通, 透明パ-ツだけが新金型です。シリ-ズに共通した特徴ですが、パ-ツで見る限り出来は相当良さそうで、繊細な筋彫りや小物のシャ-プさなどは上の部。合いも良さそうです。ただ筋彫りは繊細すぎてメリハリに欠け、垂直尾翼の方向舵は特に浅いので増し彫りして強調した方が良いでしょう。

部品点数 77


デカ-ルは2種類、いずれもソ連機で夏期迷彩と冬期の白塗装が選べます。印刷は綺麗で見た目全く問題ありませんが、実際に貼ってどうかはまだ分かりません。 

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