|
|
|
IS-2の設計者が一体何を目指していたのか、この箱絵はそれを雄弁に物語っています。皆さんお気付きの通り、IS-2は複葉⇔単葉可変翼機なんです。もちろん量産はされなかったけれど、こういう機体を本気で作るからソ連の飛行機って面白いんですよね。しかも
IS-2は同形式のIS-1のエンジンをより強力なものに換装した発展型だって言うんだから、変な飛行機が好きな私にはとても魅力的。箱絵のタッチはAmodel特有のアナログ・レトロ調で、しっかり描き込まれた機体、しっとり落ち着いた色使いなど、素晴らしい仕上りです。
このキットのメ-カ-通し番号は7276で、先行発売されたIS-1が7246だから、間に30キット挟んでいます。しかしパ-ツは大部分が共用されていて、左写真,上2枚のランナ-は両キット共通。3枚目の左右に分割されたカウリングを含むランナ-が本キット独自です。IS-1ではこの3枚目のランナ-にエンジンパ-ツがビッシリ取り付いていましたが、IS-2ではエンジンは省略されています。垂直尾翼も3枚目のランナ-に成形されていますが、これはIS-1と2で垂直尾翼の形が違うためです。風防はIS-1と2で僅かに形状が異なります。キットではその微妙な違いをわざわざ別型で作り分けてあります。この辺は流石Amodelですね。
部品点数 52
デカ-ルは姉妹キットの IS-1 と共通になっています。黄色いストライプが入るのは IS-1 の方で、この IS-2 は胴体と上翼下面に赤星が合計4個付くだけのシンプルなマ-キングです。
ところでこのキット、複葉で脚まで降ろした地上姿勢と、単葉・高速飛行状態の両方とも作りたいのですが、せっかく IS-1と2が出ているので、どちらかを複葉、他方を単葉で作るつもりです。どっちをどっちにするか迷うけれど、マ-キングの複雑さを考えると
IS-1 が単葉かなあ・・。 |
|
|
|