|






 |
|
BOXアートは北極圏の基地に設営された氷の滑走路に降り立つLi-2T。もし離陸ならスキー式の降着装置が巻き上げるはずの氷煙が描かれていないので着陸と判断しました。絵のアングルは翼下面が見える地上目線でLi-2の端正な形状を見事に描き出しています。Amodel の箱絵は背景にソ連(敢えてロシアと言わない)の荒涼とした大自然が描かれることが多いのですが、この作品も北極圏の広大な氷原が印象的です。そんな中、機首や尾翼の赤い塗装が目を引きますね。厳しい自然に負けまいとする人の心の表れでしょうか。
パーツはAmodel の常として比較的小柄なランナーに分けて成形されています。大型機ですのでパーツ数は多く、従ってランナーの数も多く、箱の中には全部で15枚のランナーがぎっしり入っています。そのランナーに所々付いているタグにはMaster
のロゴが刻印されていて、これは同じAmodel でも古い時代の製品とは異なる後期の製品(2020年記)です。パーツ割りはとても素直でムリが無く、実機の美しい形状を良く再現しています。小物パーツも充実しており、特にエンジンはきちんとできているのでナセルを取り外し式にして中を見せるのも一興。脚はスキー式だけでも2種類、他にタイヤのパーツや爆弾など使わないパーツも多いので、これはLi-2各型のコンバージョンキットと思われます。
部品点数 183
デカールは箱絵の機体のT型とスキーの形状が異なるV型各1種で合計2種類。他の型とプラパーツは共通だけれど、デカール違いで別箱・別製品となるシステムです。 |
|

 |
|