TOPへ戻る EASTERN EXPRESS 1/72 MBR-2bis
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BOXア-トは洋上に着水する寸前のMBR-2をほぼ真横から捉えた1枚。着水と判断したのは機体が乾いていて水幕や飛沫が飛んでいないためです。多分機体から滴る水を描くのが難しかったのではないでしょうか。ところでこの絵で最も目を引くのは機首の銃座と、そこに陣取っている兵士だと思います。操縦席と後部銃座はきちんと風防で覆われているのに、機首銃座だけ丸裸です。位置的にも一番先頭なので飛行中は強烈な風が吹き付けるでしょう。離着水時にも相当水を被りそうだし、ここを担当する銃手は後方の銃手の2倍は給料もらわないとやってられませんね。絵の色調は全体にしっとりと落ち着いた中間色で、機体形状と相まってレトロな雰囲気が良く出ています。夕焼けに染まる空の下に僅かに描かれた水面は、厳しくも美しい大海原の荒涼感を演出しています。

このキット、箱にはNo.72131と印刷されています。個人的には随分以前のキットとのイメ-ジを持っていましたが、案外新しいのかも知れません。でもEASTERN EXPRESS の場合はOEM(他社製品の自社ブランド販売)が多いので、番号が新しくても旧作なんてことがよくあります。パ-ツを点検すると、胴体と主翼は大判のランナ-に成形されていてバリだらけ。主翼後半部は実機では布張りなのか、波打った凹凸のモールドが施されています。それ以外、パネルラインの表現がほとんど有りません。従って筋彫りは凸でも凹でもなく、筋彫りなしという珍しいキットです。箱絵を見ても機体にパネルラインが無いので実機がこの通りなら問題ないけれど、作る時には実機資料を良く調べから取り掛かることにします。その他の小物パ-ツはずっと小柄なランナ-に成形されており、こちらはバリもなく非常に精巧な仕上がりで、胴体や主翼のパ-ツと同じキットとはとても思えません。

部品点数 121

デカ-ルは箱絵の機体の他にもうひとつ、緑の蛇行線迷彩の機体が選べます。左下のAVIAマ-クはOEM元のメ-カ-名でしょう。

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