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BOXア-トは茶色を基調とした迷彩の MiG-17PF、エジプト空軍機です。格闘戦をしている相手はイスラエルのシュペルミステ-ルですが、同機は第二次中東戦争には間に合っていないはず。従ってこの箱絵は第三次中東戦争での空戦を描いたものと推測できます。第三次中東戦争と言えばエジプトはMiG-21，イスラエルがミラ-ジュⅢという当時の第一線機を装備していて、当然この両機種による空戦も行われました。しかしエジプトもイスラエルも全ての戦闘機が最新鋭機だったわけではなく、MiG-17やミステ-ルなどの旧型機も多数残存していて、この箱絵の様にお互い相応しい相手との空戦も数多く行われた様です。BOXア-トは空気に透明感のあるスッキリしたタッチで、中東の砂漠上空の熾烈な空戦を描き切っています。旧型とは言えお互い音速に迫る機体が、手が届くほどの距離で交錯するさまは迫力満点です。
AZmodel は1/72の MiG-17 を何機種かキット化していて、多くのパ-ツが共用されています。基本キットは MiG-17F で、左写真・上２枚のランナ-がそれ。このキット（MiG-17PF）では左写真・最下段の胴体パ-ツが追加され、さらにレジン製の空気取入れ口と開閉が選べるキャノピ-、およびパイロットが添付されています。特に胴体は「F」に比べわずかにパネルラインが異なるだけなのに、わざわざ別パ-ツを用意したところにメ-カ-の良心を感じます。
部品点数 ６７ （重複パ-ツ含む）
デカ-ルは、実機原産国：ソ連の他、エジプト，インドネシア，北ベトナムの合計４カ国から選べます。印刷・発色とも鮮明で美しく、とても上質そうで好感が持てます。 |
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