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これはレジンキットです。インジェクションキット、いわゆるプラモデル中心のこのコ-ナ-にレジンやバキュ-ムもリストすべきかどうか少し迷ったのですが、最近(2010年以降)のキットはインジェクションパ-ツを中心としながらも、一部にレジンパ-ツを使っていたり、キャノピ-がバキュ-ムだったりで、だいぶ境界がぼやけて来ました。だとすればインジェクションでもレジンでもバキュ-ムでも、飛行機模型のキットであることに変わりはないと割り切って、分け隔てなくリストすることに決めました。
レジンやバキュ-ム製のキットの場合、生産量が少ないので、わざわざ画家を雇って箱絵を起こすことはまずありません。その箱絵はこのキットの様に2D図面に局部的に色を置くとか、実機写真をアレンジしたイラストなどが多いです。レジンやバキュ-ムのキットはインジェクションでキット化される見込みのないマイナ-機がメインとなります。その場合、芸術的な絵画よりも図面ベ-スの絵の方が商品内容を伝えるのに都合が良い場合もあるので、私はこの図面ベ-スの箱絵を肯定的に受け止めています。この箱絵だって十分インパクトありますね。
レジンキットの出来はピンキリで、中にはほとんどスクラッチの芯ぐらいにしかならない物もある中、このキットは良く出来てると思います。まず何と言っても形が正確そうで、作る意欲が沸いて来ます。翼端などもシャ-プで良い感じだし、小部品の出来や充実度も文句ありません。パネルラインは浅いですがきちんと凹で入っており、適度に増し彫りしてやればインジェクションキットにも劣らないディティ-ルが得られそうです。キャノピ-はバキュ-ムですが予備を含め合計2個入っていて良心的。
部品点数 72
デカ-ルは箱絵の02番機1種のみ。実機が試作で終わった機体ですからこれ以上のバリエ-ションは望めません。
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