TOPへ戻る BILEK 1/72 MiG-21F-13
キットたちへ戻る


mig21f13_bk72_BOXアート

mig21f13_bk72_pt1

mig21f13_bk72_pt2

mig21f13_bk72_dk


BOXア-トはあろうことか、ソ連のIl-28を撃墜するチェコスロバキア空軍のMiG-21F-13です。ソ連対チェコスロバキアと言えば1968年に発生したチェコスロバキアの民主化運動「プラハの春」にソ連が軍事介入した「チェコ事件」が想起されますが、侵入して来るソ連軍に対し、チェコスロバキア軍は全く動かなかったとされているので、この箱絵がどんな史実を基にしたものか激しく謎です。

このキットはBILEK1/72MiG-21シリ-ズの一環で、同系の金型で前期型3機種 MiG-21F-13(このキット),PF,PFM および練習機型のUとUMに対応しています。金型自体はゲ-トの多さ,ランナ-の太さから見て簡易インジェクションでしょう。複数機種への対応は各型用のパ-ツを全て成形してしまって、不要パ-ツは使わないか、または箱詰め前に切り落とす処置が採られています。シ-トはランナ-に付いているものとは別に、F-13用のものが同梱されていて、この辺のきめ細かさは評価できます。各パ-ツはまずまずの精密感があり、筋彫りは凹。しかし動翼の表現が物足りないなど、今ひとつメリハリに欠けます。肝心のプロポ-ションはどうも機首を絞り過ぎている感じで太鼓判を押し難いのですが、組んでみると意外に行けてるという可能性も有り、何とも分かりません。

デカ-ルは実機原産国のソ連のほか、キット原産国のチェコスロバキア、さらに東ドイツと亡命機で有名なイスラエルの4種類がセットされています。

さて、このキットどうしたものか? そうひどい代物ではないけれど、レベルから決定版キットが出た今となってはあえて作る必要もないかも知れません。でもせっかくのシリ-ズキットなので、一念発起して前期型はBILEKで揃える・・なんていうのも一興ではあります。



TOPへ戻る キットたちへ戻る