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BOXア-トは高空を飛行中の東ドイツ空軍MiG -21F-13。雲の様子や機体にあたる光の加減がとてもリアルで、箱絵としての完成度は最高レベルと言えるでしょう。右下、写真の人物は東ドイツ初の宇宙飛行士として有名な人物だそうで、箱絵の機体はこの人の乗機らしいです。
キットは決定版の呼び声通り、素晴らしい完成度です。まずプロポ-ションですが、パ-ツで見る限り今まで発売されたどのキットよりも実機に似ていると思います。そして最高レベルの金型製造技術によってもたらされた精密なモ-ルド!左の全体像ではよく判らないので、下↓2枚の部分拡大写真をご参照下さい。レベルからは1980年ごろに1/32のMiG-21PFが出ていましたが、この1/72F-13は1/72にして過去の1/32をはるかに凌ぐ精密さです。ロシア・東欧系のキットでも原型師の情熱が伝わって来るような魂のこもったキットがありますが、残念ながら多くの場合、金型製造や成形といった工業技術が追い付かず、組み立てづらい難物キットになってしまいます。その点このF-13はキット自体のプロポ-ションやディティ-ルと、金型,成形などの工業技術が高いレベルで調和したすばらしい一品と言えるでしょう。
最後にデカ-ルですが、これがまた身震いするほど充実していて、フィルムの質,発色,ツヤなど、大変良さそうです。
日頃作り慣れている古いロシア・東欧系のキットと比べると、このF-13はまるで別次元の存在。まさに21世紀に登場した新世代プラモデルと言ったところです。 |
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