|





|
|
BOXア-トは成層圏に近い高空を飛行中のMiG-21R ソビエト空軍機です。夜明けか夕暮れか分かりませんが太陽が機体の下にあり、上空のうす雲に下から光が当たって輝いている様子はとてもリアル。色のバランスが取れた綺麗な絵です。こんなに高空で下は雲海なのに偵察できるのか心配になりますが、箱絵の機体が装備している偵察ポッドは電子偵察用なのでたぶん大丈夫なんでしょう。
箱絵がリアルなだけに中身にも期待したのですが、う〜ん・・中に入っていたのは同社のMiG-21MFでした。KPのMFは姿形は相当行けてるんだけれど、ド-サルフィン(コクピット後方・胴体上部のふくらみ)が少しだけ幅広過ぎる感じがします。MiG-21R,S,SM,MF
はこのキットの箱絵の様に胴体とフィンの境界が直線的なんですが、パ-ツでは左写真の様に胴体側に垂れ下がっています。これはMiG-21bisの特徴なので、原型師は元々bisを作ったのかも知れません。しかしこの部分の形状は大変微妙で、実機写真でも角度によっては見分けが付かないことも多々あるので、あまり目くじら立てる必要はないと思います。どうしても気になる場合は削って修正することもできそうだし、穿った見方をすれば上級者向けにbisとのコンバ-ジョンにしてあるとも解釈できます。
部品点数 66
デカ-ルは近代的で問題なさそう。箱絵のソ連機の他、チェコやポ-ランドなどのマ-クがセットされていますがなぜか取説にはソ連機以外の塗装説明が書いてありません。

MiG-21Rに特有の偵察ポッドと翼端のセンサ-収容突起(?)は別ランナ-で追加されています。こちらの筋彫りは凹。できれば本体パ-ツも凹モ-ルドに変更してもらいたいものです。
|
|
|