TOPへ戻る ミール 1/72 MiG-21SMT
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mig21smt_un72_BOXアート

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どうでしょうこのBOXア-ト!「しょぼい」と一蹴してしまうのは簡単ですが、私は逆に強烈なオ-ラを感じて魅入られてしまいました。もちろん今時の良く出来た箱絵に比べればはるかに劣ります。ですが機体のデッサンは相当しっかりしているし、両翼に搭載されたミサイルの軸を後に延長して行くと機の胴体軸と一点で重なる見事な遠近法が採用されています。また、テレビ画面を連想させる長方形枠から機首がせり出している構図は、機体の「ひとり遠近法」と相まって、今にも機が飛び出して来そうな躍動感に溢れていて見ていて飽きません。

さて、このキットのメ-カ-名、永らく自力では読めないでいましたが、「ミ-ル」と判明しました。なにしろ箱にも取り説にもロシア語しか印刷されておらず、どれがメ-カ-名なのかも分からないありさまでしたが、ある日あるお方からBBS経由でメ-ルをいただき、ご親切にも教えていただきました。この場にて厚く御礼申し上げます。大変ありがとうございました。そしてこのキットのパ-ツは今まで見て来たどんなMiG-21のキットとも違っており、明らかに既存有名メ-カ-の系列から外れた異質な存在です。凄いと思うのはSMTの特徴であるド-サルフィンの膨らみがうっとりするほど良い形をしていることと、機首のインティ-クリップに下向きの角度が付けられていることです。このあたりは実機原産国・ソ連のキットメ-カ-ならではの表現力でしょう。反面ディティ-ルは甘く、筋彫りは凸だし脚庫内もツルツルですが、全体の形が良いのでキットの価値は高いと思います。

部品点数 69

デカ-ルは歪んだ赤星が6個と数字というもの。箱絵同様大きなカルチャ-ショックを受けます。恐らくこのキットはソビエト連邦崩壊前の時代に作られ、ソ連国内で流通していたものではないでしょうか。


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