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BOXア-トは陽光に輝く雲に向かって上昇して行くMiG-21UM、チェコスロバキア空軍機です。無塗装銀ですが背部に僅かな塗装と機首にシャ-クマウスがあって地味な中にも花のある機体。デッサンは正確で色使いも実感があり、細部もきちんと描き込んであってBOXア-トのお手本とも言うべき仕上がりです。
BILEKは精力的にMiG-21をキット化していますが前期型が中心なので、UMは出ないと思い込んでいました。だからこのキットを店頭で見付けたときはビックリしたものです。箱を開けて二度ビックリ。実はこのキット、UとUMのコンバ-ジョンだったのです。箱絵直下のパ-ツ写真、胴体が付いているランナ-に垂直尾翼が２枚ありますが、右側の垂直尾翼を付ければU、左を付ければUMになります。実機のUとUMでは垂直尾翼以外にも細部に違いがありますが、それほど目立った差ではないので、1/72のキットとしてはこれで良しということなのでしょう。ここは
U と UM を両方作って細部の違いは自分で追加表現するのもこのキットの楽しみ方のひとつと言えそうです。
デカ-ルはソ連, 統一ドイツ, チェコスロバキアの３ヵ国で、チェコだけ２種類の塗装から選べます。箱絵のシャ-クマウスの機体はとてもセンスが良いので、私としてはこれがソ連機でないのが残念。
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