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BOXア-トは出来る限りの機外兵装である空対空ミサイル4発を搭載して、憑りつかれたかの様に目標地点に急行するソ連空軍のMiG-23、2機編隊。この箱絵は写真やCGとは無縁の肉筆画で、見る者の心に熱く迫って来ます。色彩は空のブル-グレ-に合わせたモノト-ンで、彩度や色相に頼らず、明暗を主として描き上げてあります。この手法は古来日本の水墨画にも似て、不足情報を見る側の想像力で補う方式故、チラッと見ただけではどうと言うこともありませんが、じっくり見ているとドンドン引き込まれて目が離せなくなる・・そんな魔力を秘めた一作だと思います。

このキット、箱絵だけでなく、中身のパ-ツにもモデラ-を虜にする何かがあります。実機が肩翼配置の可変翼と言うことで、メ-カ-としてもパ-ツ割りに苦労したと思いますが、このキットのパ-ツ割りはとてもユニ-クなんです。まず胴体は上下割りで、下面は機首から機尾まで一体。上面は機首から主脚庫上までが1パーツで、その後ろは垂直尾翼と一体というもの。つまり、胴体が変則3分割になっていて、通常の胴体左右割りのキットに慣れた目からはとても新鮮です。またこのキットはまだ東西冷戦が終わっていないころに開発されたものなので、今では公知となったMiG-23の機体形状と照合すれば突っ込み所は多々あることでしょう。しかしこのキットは実に良く実機の雰囲気を醸し出していて、その点では同社往年の名作、MiG-21F-13と通じるものがあります。

デカ-ルは箱絵の機体の他に機首の番号違いでソ連機が2種類、それにリビア内戦期の機体1種の合計3種類から選べます。

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