TOPへ戻る CONDOR 1/72 MiG-29UB
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mig29ub_cd72_BOXアート

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このBOXア-トは駆け出しの絵描きさんが描いたものなのでしょうか、決して上手いとは言えないけれど、それなりに風情はあります。やはりどんな絵でも人が描いたものならば、写真やCGでは出せない温もりがあって、この絵からも確かに温もりを感じます。描かれているのはドラッグシュ-トを開いて着陸滑走しているMiG-29UB。訓練飛行から帰投したところなのでしょう。構図的にはちょうど主翼の高さに視点があるので翼の平面形は全く分かりませんが、主翼の上に乗ったコクピット、逆に下面に付いている2基のエンジンと双垂直尾翼など、同機の特徴をきちんと捉えています。反対に首を傾げたくなるのは機体の色で、鉄をタワシで磨き上げたような金属感のある灰色の上にところどころ苔が生えたように濃い緑色が置かれ、実機とはかけ離れた表現になってしまっています。背景は単純ながら空, 遠景の草原, 滑走路およびドラッグシュ-トと要素が多く、絵に一定のドラマ性を付与しています。

このキットは上下分割された胴体上側のコクピット付近が大きくえぐられていて、ここに2枚目のランナ-の中央やや右に成形されている別パ-ツが付きます。その別パ-ツは単座型と複座型の両方セットされており、さらにキャノピ-の透明パ-ツも2種類入っているので、このキットはMiG-29とMiG-29UBのコンバ-ジョンキットです。形状はまずまず正確そうですが、表面のディティ-ルが甘く、筋彫りも消え入りそうな細い凸なので、腕に覚えのあるモデラ-さんは凹に彫り直すと良いでしょう。小部品の出来も切れが悪く、寝ぼけた感じがしますが、必要なパ-ツは揃っているので手を入れてやることは可能です。要はこのキットをどれだけ愛せるかで手に入る完成品の出来は大きく変わるでしょう。

部品点数 89

デカ-ルはソ連機とウクライナ機が選択できますが、取説の塗装説明図が貧弱で細かいマ-クの位置が良く分かりません。

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