|





|
|
このBOXア-トは上端横一線が帯状に区切られ、そこに英語で大きなデザイン文字が配されています。その他の文字も箱の側面含め全て英語で、全体の雰囲気がいかにもアメリカンな感じです。そこでACEはアメリカのキットメ-カ-かと思ったのですが、中に入っている取説には英語にハングルが併記されているのでACEは韓国のメ-カ-と思われます。絵の出来は線が主体でやや劇画調ですが、面のグラディエ-ションのおかげで立体感が有り、絵としての面目を保っています。構図は左舷前方から機体と同じ高さの目線で見ているので機首や空気取り入れ口が目立つ一方、主翼の平面形は分かりません。この「見えているけれど全部は分からない」という描き方は謎めいたソ連機に似合っていて、この絵の抽象的な背景と相まってMiG-31が秘密のベ-ルに包まれていたころの緊張感が伝わって来ます。
このキットが開発された年代は良く分かりませんが、数あるMiG-31のキット群の中では最も初期に登場した物のひとつではないでしょうか。そう思うのはパ-ツ全体に現実味が無く、少ない資料から想像で作った感じがみなぎっているからです。特に脚収納庫の彫刻や脚柱パ-ツなどは一昔前のSFもののキットを彷彿とさせる出来で、スケ-ルモデラ-としてはちょっと引きます。部品点数もこの機体にしては少ないので、ここは割り切って飛行状態のスタンドモデルにして楽しむのが良いかも知れません。
部品点数 101
デカ-ルがまた凄くて、下の画像、赤星が歪んでいますが、これはスキャナ-の歪みではなく、本当に歪んでいます。コ-ションデ-タも手で適当に書いたと見え、ちょっと使う気になりません。 |
|

|
|