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mig31_cd72_BOXアート

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BOXア-トは雲海の上端をはるか下に見下ろす高空をアフタ-バ-ナ-全開で疾駆するMiG-31、ソ連空軍機です。画面左上には黒い空が見え、雲海のエッヂが丸みを帯びていることから、もうほとんど宇宙の入り口と言える程の高度でしょうか。同機の実用上昇限度は約20,000m、一方、対流層の上端が約10,000mだから、この機体は雲海の上端のさらに10,000m上を飛んでいると考えられます。その高度でアフタ-バ-ナ-全開だから速度は同機の最大速度、すなわちマッハ2.8が出ているのではないでしょうか。絵の構図は左舷前上方から見下ろすアングルで、大柄でがっしりしたMiG-31の全体像を的確に捉えています。絵のタッチは線が主体で面のグラデ-ションが弱いため、やや劇画調になっている感が否めません。そのかわり緻密で清潔感の有る絵に仕上がっていて、空気の薄い成層圏を飛んでいる感じが良く出ています。

CONDORは1/72MiG-25のスタンダ-ドとも言える好キットを開発したメ-カ-なので、当然MiG-31でも結果を出してくれるものと期待していました。そしてその期待は裏切られることなく、このMiG-31も良い出来です。詳しく見て行くとまずパ-ツ割りはほぼ機首から機尾までつながった胴体が上下分割され、これの先端にレド-ム、機尾に垂直尾翼が付きます。空気取り入れ口は別パ-ツだけれど、胴体2、垂直尾翼2、レドーム1のわずか5パ-ツで複雑なMiG-31の胴体がほぼ出来上がるのだから大したものです。主翼は付け根が胴体パ-ツと一体なのでとても取付け易く、良く考えられていて評価できます。筋彫りは凹。ただし浅いので増し彫りした方が良いでしょう。動翼部の筋彫りは深く、パネルラインとは異なっていてメリハリがあります。小部品の出来は標準的ですが、実物に忠実なオ-ラが漂い、決してオモチャっぽくはありません。

部品点数 113

デカ-ルは2種類。いずれもソ連機で、取説の塗装説明図では銀塗装とされていますが、実際はグレ-じゃないかと思います。

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