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BOXア-トは急降下爆撃を敢行中のPe-2、2機編隊。眼下では戦車による地上戦が行われており、このPe-2は敵部隊を空から攻撃している場面なのかも知れません。絵のタッチは特に背景に省略の多いレトロ調で、地上の様子はほとんど分かりませんが、大平原にキャタピラの跡が微かに見て取れ、左下のシミの様な模様が戦車に見えなくもないので、冒頭のような設定を想像しました。とにかく右下の1機は投弾しているので、地上に敵がいるのは明らかです。上にも書いた通り、この絵は省略が多いのですが、主役の機体はしっかり描いてあって、エンジン周りのディティ-ルや機銃、アンテナ線まで丁寧に描き込んでいます。この主役機のディティ-ルと背景の省略のコントラストで遠近感が表現されていて、見ていてなるほどと唸らせてくれます。色使いは派手さは有りませんが、しっとりと落ち着いた中間色を巧みに操って、少ない色数ながら色彩豊かな画面を生み出しています。

um(ユニモデル)はウクライナのキットメ-カ- で、どちらかというとAFVがメイン。1/72航空機ではPe-2の各型をリリ-スしており、このキットもその一角です。パ-ツを見ると精密な部品がランナ-に整然と成形されていて、同社の技術力の高さが伺えます。全体のプロポ-ションは組んで見なければ分からないものの、パ-ツで見ている限りとても良い雰囲気です。また表面のディティ-ルが素晴らしく良い出来で制作意欲をそそられます。筋彫りはもちろん凹でやや太いですが、塗装しているうちに適度に埋まってちょうど良くなりそうです。特筆すべきは胴体内部で、爆弾槽と後部銃座付近を開状態にして中を見せることができます。当然観賞に耐え得る十分なディティ-ルが施されており、とても1/72とは思えない精巧さです。爆弾類も複数種類セットされており、エッチングパ-ツで爆弾のディティ-ルをさらに高める仕様になっています。

部品点数 257 (重複パ-ツ含む)

デカ-ルは塗装説明図では2種類なんですが、それだと余る番号があるので、どうやら3種類から選べる様です。当然全てソ連機で、箱絵のグリ-ンの機体の他に上面3色迷彩の機体が塗装説明図に載っています。それで余る番号は白の12番なのですが、それがどんな塗装なのかは別途調査しないと分かりません。


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