TOPへ戻る interavia 1/72 PEGAS
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BOXア-トは対戦車用の大口径機関砲を猛射しながら飛んで行く、PEGAS 試作4号機の勇姿です。絵は決して手抜きではなく、丁寧に描き込んでいますが、白い曇り空を背景とすることで手間を省き、その他、遠景の橋や地上の戦車などもデフォルメを利かせて必要最低限の手間で臨場感を出しています。実はPEGASは最少の資材で最大の効果を上げる対戦車兵器を目指して開発された飛行機で、一見貧弱な外見も工学的に考え抜かれた結果なんです。この箱絵もそんな実機のコンセプトに沿って描かれていて、最小の労力で最大の効果を上げている一作と言えるでしょう。

箱を開けて中身を取り出して見るとちょっとびっくりします。胴体と翼でプラの材質が違うし、エンジン,プロペラ,機関砲などはホワイトメタル製。さらに乏しいディティ-ルを補う精密極まりないエッチングパ-ツと、これはもうプラモデルとは呼べない代物ですね。中身がこんな構成になっているのも、やはり実機と同じコンセプトで、最少の設備投資で最大の効果を上げるためと考えられます。恐らくプラパ-ツの金型は最高レベルに簡素化された簡易金型。翼の型は金属製ですらない可能性があります。箱絵にしろ中身にしろ、ここまで実機と同じコンセプトを貫き通してくれると、とても気持ちが良いです。

部品点数 43 (エッチングパ-ツ含まず)

取説によるとコクピット始めエンジン回りや機尾などもエッチングパーツを駆使して作り込んで行く仕様になっていて、作る人が作ればとんでもなく精密な完成品に仕上がる可能性があります。
デカ-ルは派手さはありませんが、試作機ということもあり、必要十分な内容。

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