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BOXア-トは内陸部上空を試験飛行するS-22I。箱の対角線いっぱいに胴体を描くことでこの機体が単発機としては異例の大型機であることが強調されています。絵の成り立ちは背景の地上は画家の肉筆、機体はCGを基に画家が加筆したと見ましたが、当たっているかどうか。背景の地上はどう見ても絵なんですが、街並みや地面のモザイク模様が妙にリアルなので、写真の上に絵の具を乗せて描いたものかも知れません。機体の基がCGと読んだのは、各部のバランスや面の構成にコンピュ-タの気配を感じたから。画家が後からパネルラインやキャノピ-に筆を入れて何とかして絵に見せようとしていますが、CGの匂いが消え切っていません。
キットは8枚ものランナ-を費やし、主要部品から小部品まで、おおよそ同じ位の大きさのパ-ツを一つのランナ-に集めて成形してあります。外翼は実機通り可動しますが、左右の連動ギミックはありません。特徴的なのはコクピットと前脚庫およびショックコ-ンが一体となる様に作られていることで、ここは実機を良く研究した結果の構成と思われます。また、主翼の脚庫には翼厚方向に壁を作るパ-ツが用意されていて、実機さながらの脚庫が再現されます。全体に部品点数が多めですが、合いは良さそうに見えるので、慎重に組んで行けば案外スラスラと組み上がるかも知れません。
部品点数 115 (不使用部品含む)
デカ-ルは箱絵の赤いストライプが入った機体ともう1種、青くて細いストライプの入る機体が選べます。ただし赤い方は胴体のストライプがセットされているのみで、主翼前縁と垂直尾翼の赤い部分は塗装する仕様です。赤い星のマ-クは大2個,
少4個でこれで1機分。その他はコクピット内の計器類と機体外面の各所に付く細かいコ-ションデ-タがびっしりセットされていて、デカ-ルとして申し分ない内容です。
透明パ-ツは全部で5個あります。キャノピ-の他、コクピット内部に2個、胴体に1個付き、残りの1個は胴体用の予備です。キャノピ-の厚さは厚過ぎず薄過ぎず良い感じ。透明度も合格点です。 |
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