TOPへ戻る ICM 1/72 SB 2M-100A
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BOXア-トは薄く雪が積もった寒村の上空を飛行するソ連のSB2M-100A。まばらな家屋が炎上していますが同機が爆撃したのでしょうか。作品は写真もCGも全く関係ない完全肉筆画で私の好みのド真ん中を射抜かれました。プラモデルの箱絵って、本来こうあるべきだと思います。積雪した地上という彩度の低い背景に、銀(または白?)というこれまた彩度の低い機体を置きながら、巧みな明度差とピンポイントで配置したオレンジによって見事な立体感を作り出しました。また機体の描写が秀逸です。全面同一色だというのに微妙なグラデ-ションを駆使し、各部の立体形状を見事に表現しています。数あるプラモの箱絵の中でもこの作品は私の心に強く残る1枚となりました。

ICMというキットメ-カ-は常に、業界の標準とは一味違う製品を作ります。その方向性は高級志向で、多少作り難くても精密感を求める上級者向けと言ったところでしょうか。このキットもその例に漏れず、おごそかな高級感が漂っています。特筆すべきは主翼と胴体のパ-ツ割りですね。内翼と胴体中央部が一体成形されたパ-ツが上下割りになっていて、これに前後の桁パ-ツを挟み込むと実機さながらの爆弾槽が再現されます。この爆弾槽はもちろん開状態にすることができ、様々な爆弾の装備状態が楽しめます。その他にも後方銃座とか脚パ-ツなどなど、細かい部品が沢山あって小部品マニアにはたまらないでしょう。一方機体表面は筋彫りが一切なく、細かいリベットがびっしり打ってあるだけなので、すき間や段差の修正をしたらツルツルになりそうです。つまり、できるだけ修正しなくて済む様に上手に組み立てる必要があるわけで、ちょっと手強いかも知れません。

部品点数 179

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デカ-ルは箱絵の銀(白?)の機体の他、上面グリ-ンのメロメロ迷彩など、合計4種類から選べます。印刷/発色とも優秀ですがフィルムの質は貼って見るまで分かりません。

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