TOPへ戻る MPM 1/72 SB 2M-103
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BOXア-トは浮上中の潜水艦を爆撃しているフィンランド軍のSB2M-103、2機編隊です。取説の塗装説明によると、1942年9月とのこと。この時期のフィンランドは枢軸国側についてソ連と対峙していたから、眼下の潜水艦はソ連海軍艦でしょうか。大戦直前にはソ連との間で冬戦争と呼ばれる二国間戦争があったので、箱絵の機体はその時の鹵獲機と思われます。それにしても小柄で細長い潜水艦を上空からの爆撃で沈めるのは至難の業でしょう。さて、このBOXア-トは画家の手による肉筆画で、なかなかの出来栄えです。難を言えば光の表現をもうほんの少し誇張していれば、完璧な臨場感が出せたと思います。 また、国籍マ-クは白丸の中に青い逆卍が入るのですが、欧米社会では逆卍はご法度と見えて描いてありません。そんな訳で完成度が今一つの箱絵ですが、難しい中間色の色使いが上手くさばけていて、全体としては平均点以上の佳作と言えるでしょう。

箱は以外と小さく、キャラメル式です。ドキドキしながら蓋を開けると中からはプラランナ-3枚とバキュ-ムの透明部品, エッチングパ-ツ, 計器板フィルム, そしてデカ-ルが出て来ます。主要パ-ツは極自然な型割り、小物パ-ツも過不足ない感じで好感が持てます。筋彫りは凹。ただし極浅いので増し彫り必須です。動翼部の筋彫りは多少深くなっていますが、全然足りないので自分で彫刻してメリハリを付けましょう。肝心のプロポ-ションは組んで見なければ何とも分かりませんが、尾翼には実機のボッタリした雰囲気が良く出ています。主翼は少しスマ-ト過ぎるカモ・・。

部品点数 101 (エッチングパ-ツ含まず)

デカ-ルは箱絵のフィンランド機の他、本家のソ連機と中華民国機の、合計3種類から選べます。ソ連のマ-クが入っているのはありがたいですが、中華民国機なんてのも珍しくてそそられますよね。

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付属部品を見ると、豪華なエッチングパ-ツや計器板フィルムが入っているのに、透明部品はバキュ-ムとちぐはぐな感じですが、これがMPMの持ち味です。


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