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箱絵は高空でミサイルを発射するSu-15TMで、取説によればレニングラ-ド防空管区所属機, 1989年夏, バルチック海上空の光景だそうです。時期や場所がはっきりしていてまるで写真の解説ですが、この箱絵を良く見るとまさに写真を加工して絵に仕立ててあることが分かります。従って厳密にはBOXア-トとは呼べないけれど、雲やミサイルは画家の手描きですので、なんとも中途半端な感じです。
さて、箱の中にはパ-ツが密に配置された大判のランナ-が2枚と透明パ-ツが入っています。ゲ-トの多さから見て簡易インジェクションかと思われますが詳細は不明。キット内容は、まず何と言ってもディティ-ルの緻密さに驚かされます。原型師の魂がそのまま成形されていると言えるでしょう。しかし胴体が8分割もされているので、合いが悪ければディティ-ルのダメ-ジは免れないですね。プロポ-ションは仮組みしてみないと分かりませんが、主翼や胴体個々のパ-ツからは正確と信じさせるオ-ラがほとばしっています。
部品点数 １０６
ところでこのキットのメ-カ-ですが、箱の右上にあるメ-カ-ロゴがキリル文字のВЭСを図案化したものと判明。アルファベットに置き換えるとVESとなります。他にもいくつかキットを出している様ですが、取説中の一般注意事項のイラストがLa-15なので、COOPERA-TIVAやSKARABEYとの類縁関係も伺えます。
デカ-ルはProDecalsというロゴの入った近代的なもの。5種類から選べますが取説には各機体の解説が載っていて、マ-キングの考証は信用できそうです。
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