TOPへ戻る ITALERI 1/72 Su-22 M-4
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BOXア-トは実戦か訓練か分かりませんが、ロケット弾を猛射しているSu-22M4国籍マ-クがソ連だからSu-17M4かも知れません。背景は地上から立ち上る黒煙と思われますが、地上が描かれていないので遠近感に乏しい絵になってしまいました。絵の構図は姉妹キットの同社1/72Su-22UM3Kの箱絵に良く似ているので、恐らくその箱絵に範をとったのではないでしょうか。しかしこのM4の箱絵はUM3Kの箱絵に比べ劣ります。UM3Kの箱絵が傑作なのでまあ劣って当然ですが、見劣りする最大の原因は明暗の表現でしょう。UM3Kの箱絵は例えば同じ下面色でも機体の湾曲に沿って光が当たっている所と影の部分のグラデ-ションを付けていました。しかしこのM4の箱絵は明暗の描き込みが貧弱なため、劇画風の仕上がりに留まっています。それでもデッサンはしっかりしているし、細部の描き込みも丁寧なので並以上の出来と言えますが、比較対象のUM3Kの箱絵が立派過ぎて割食っている感じです。

部品は胴体, 翼, 小物の3つのランナ-に分かれて成形されています。このうち翼と小物のランナ-はUM3Kと共通で、胴体のランナ-がM4専用。取説によるとこのキットは小物部品まで全て使い切ることになっています。一方のUM3Kは胴体のランナ-が機外兵装が沢山付いた専用ランナ-に入れ替わった代わりに、左写真3枚目の小物ランナ-ではいくつかの部品を使いません。従って本来このM4のキットが先に出て、UM3Kは後から開発されたと見るのが順当でしょう。でもUM3Kのキットの機外兵装がやたら気合いが入っていることや、箱絵の出来栄えがUM3Kの方が断然上であることなどから、メ-カ-の力点はUM3Kにある様に思えます。まあ私の様な末端消費者が勘ぐるほどには、メ-カ-は意識していないと思いますケドね。

部品点数 85

デカ-ルは赤い星が付く機体が2種とポ-ランド軍機1種の合計3種から選べます。取説の塗装説明図には部隊名と年代が書いてあって、それによると赤い星が付く機体は1993年と1994年なので両方ともロシア機ということになります。(ソビエト連邦崩壊は1991年12月)

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