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su24c_dg72_BOXアート

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BOXア-トは発電所の様な施設の上空を飛ぶSu-24の2機編隊、ソ連空軍機です。2機とも爆装していますが、これが訓練だとすると自国の発電所の上を爆弾付けて飛ぶのはちょっと危ないですよね。するとこれは実戦で、敵国深く侵攻し今まさに攻撃目標をピンポイント爆撃する瞬間を描いたものと考えられます。この状況はSu-24の運用思想を象徴的に表現しており、同機がどんな使われ方をする軍用機なのかが一目瞭然で伝わって来ます。絵の構図は機体前方から浅いアングルで見下ろしているため、前後が詰まって同機の長大な胴体が表現できていません。その代わり、並列複座で幅の広いコクピットや付け根から大きく可変する主翼などは良く描けています。色彩的には機体上面の迷彩と地上のア-スカラ-が溶け込んで、迷彩の効果はよく分かる反面、パッと見、分かり難い絵になってしまいました。地上の情報量が多過ぎるのと、後方の僚機が近過ぎて主役と被っているのも絵を分かり難くしています。対策としては高度をもう少し高くして地上を霞ませ、僚機を遠く小さく描いて主役から離せば随分良くなると思います。じゃ自分で描いて見ろって言われても絶対描けませんケドね。

さて、横長でそこそこ大きい箱の中にはプラパ-ツがギッシリ詰まっています。スケ-ルは1/72ですが、胴体などは1/48大戦機よりも大きいほどで、Su-24がいかに大きい飛行機か良く分かります。パ-ツを見て行くと成形はシャ-プでバリもほとんどなく、良く出来た工業製品というイメ-ジです。大きなパ-ツには反りや歪みがないので恐らく合いは優秀でしょう。筋彫りは凹ですがやや単調であっさりしています。演出したければ自分で増し彫りするか塗装でメリハリを付けましょう。小部品は脚とコクピットは標準的なレベルですが、爆弾などの機外兵装が良く出来ています。特に左写真下から3枚目のランナ-は爆弾類だけがぎっしりと成形されていて、このランナ-だけで部品数が100を超えます。あと、パ-ツ表面に薄く梨地が掛かっていますがとてもキメが細かいので、普通に塗装するだけで梨地は解消できそうです。

部品点数 210

デカ-ルは2種類。国籍はいずれもソ連で、箱絵の迷彩機とグレ-の機体が選べます。主要なマ-クの他、コクピット内の計器類や細かいコ-ションデ-タも多数セットされており、内容に不満はありません。

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