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su2_ic72_BOXアート

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おお!これは何と素晴らしいBOXア-トでしょうか! 広大な草原を滑走路とし、天然の茂みをハンガ-とした野戦基地には今まさに敵・地上部隊接近の報が告げられ、連絡将校,パイロット,整備兵がそれぞれの責務を果たすべく躍動しています。遠景にはすでに発進離陸中の機体も描かれていて、緊張感溢れる一場面なんですが、紅葉した茂みや草原の奥深い色合いが雄大なユ-ラシア大陸の秋を物語り、自然の大きさと人間の小ささ、さらには戦争という行為の愚かさまで感じさせる深いア-トに仕上がっています。ところで、もう今にも発進しようかというときにまだ地面に置かれた爆弾を弄っている様では遅すぎますが、これは多分フィギュアやアクセサリ-とのコラボレ-ションを考えて、企画上そうしたんだと思います。

箱絵が素晴らしいので、もしかしたら絵の通りのフィギュアがセットされているのかと期待したけれど、入っていたのは機体のパ-ツだけでした。ICM からはこの箱絵の構成にかなり近いフィギュアだけのキットが発売されているものの、そちらのスケ-ルは1/48なのでこのキットと組み合わせることはできません。箱絵が描かれた当時は1/48のSu-2か1/72のフィギュアの企画があったのかも知れませんね。キット内容は流石 ICM だけあって一つ一つのパ-ツがきちんと出来ています。部品割りはオ-ソドックスですが、後席が回転銃座なのでこのあたりのパ-ツが1/72にしてはやや多めの感じ。筋彫りはラインではなく細かなリベットが凹で緻密に施されていて精密感十分です。しかし私の様にボテボテと溶きパテを盛りつけて工作のアラを隠す作り方をすると、せっかくの精密なリベットが消えてしまいそうです。

部品点数 68

デカ-ルは黒縁付きの赤星が大小合計8個でこれで1機分。プラス尾翼の数字が2種類でコジンマリしてますが、実機は少数が配備されただけなので、私はこれで十分だと思います。

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