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BOXア-トは離陸直後なんでしょうか、かなりの低空を飛んでいるSu-3。眼下にはのどかな草原が広がり、色付く木々が秋を感じさせます。Amodel
からは姉妹キットのSu-1が出ていて、Su-1の箱絵が高空を飛行中なのに対し、このSu-3の箱絵が低空飛行なのは対照的です。一説によればドイツ軍の侵攻によってSu-3は半完成の状態で疎開を余儀なくされ、疎開先で機体は完成したもののタ-ボチャ-ジャ-の不調に悩まされ、本格的な高高度飛行試験が行われないまま計画中止となったそうです。そういう予備知識を持った上で再びこの箱絵を見るとSu-3がなぜ田舎の低空を飛んでいるのか理解できます。そしてこの箱絵が機体が辿った運命までも描き込んだ奥深い一品であることに気付かされるのです。
このキットのメ-カ-通し番号は72215で、姉妹キットのSu-1が72156ですから、間に59個ものキットを挟んで発売されています。しかし両キット間で異なるは左のパ-ツ写真・上から二番目の主翼パ-ツだけで、他は小物や透明パ-ツまで全て共通です。
実機のSu-3はSu-1の主翼変更型なので模型としてこの方法で良いのですが、出そうと思えば同時に出せるキットをわざわざ間を開けて出してくるのはAmodelの戦略なのか、他にもこういった例が数多く見受けられます。まずSu-1を出してモデラ-が完成させたころを見計らってSu-3を出し、そちらも買ってもらおうということなのでしょうか。ただし他の姉妹キットの例では立て続けに出す時もあり、間を空ける時もあり、この辺は特段の決まりは無さそうです。
部品点数 38
デカ-ルは縁なしの赤星が大2個,中2個,小4個の合計8個セットされていますが、実際には大中小各2個で1機分なので小が2個余ります。底部には Su-1
と Su-3 が併記され、両キットの共通デカ-ルになっています。
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