TOPへ戻る Amodel 1/72 Su-9
キットたちへ戻る


su9_am72_BOXアート

su9_am72_p1

su9_am72_p2

su9_am72_p3

su9_am72_p4

su9_am72_p5


UNDA系キットのペ-ジでも書きましたが、私はSu-9という飛行機に格別の思い入れがあります。理由はまずSu-9の原型機が初飛行した年:1997年と自分が生まれた年が同じであること、そしてSu-9の機体形状に共感と言うか賛同と言うか、何とも言えず惹きつけられるからです。21世紀の現在の目から見れば、真円断面の胴体から三角定規の様なデルタ翼が突き出た至極単純なフォルムですが、すっきりかっきり, 正々堂々, 俺は男だ!・・と言った気概を感じます。同時期に開発されたMiG-21は相似のデルタ翼を持つにもかかわらず、もっと繊細な感じがするのに対し、このSu-9は日本で言えば「昭和の頑固おやじ」と言った風情で、武骨な姿についつい感情移入してしまいます。さて、Su-9はMiG-21の陰に隠れて西側諸国の一般庶民にはほとんど知られていない機体だったので、まともなキットが出ていない状態でしたが、2004年にAmodel からまずSu-9Uが出て、その後しばらくしてこのSu-9がリリ-スされるにおよび、ようやくきちんとしたキットが手に入る様になりました。同機の大ファンの私としてはこんなに嬉しいことはありません。

ではBOXア-トから見て行きましょう。発売年代が新しいだけあって、精密で美しい絵に仕上がっています。綺麗な絵というものは味気ない絵になりがちな危険をはらんでいますが、このBOXア-トはしっとりと落ち着いたタッチで精悍なSu-9の勇姿を風情豊かに描き切っています。特に機首周りの金属感は秀逸で、KPの旧箱に比肩する名画と言えるでしょう。

パ-ツの出来は私に言わせればもう申し分ありません。Amodel 伝統の簡易金型で良くここまでやってくれたと感激しています。当然、先行発売されたSu-9Uと共通部分が多く、使わない部品も一緒に成形されていますが、ミサイルなどSu-9Uとは異なる装備やその他細かい部品もSu-9独自のパ-ツに換えられています。簡易金型でどの程度のコンバ-ジョン化が可能なのか私には分かりませんが、簡易の技術もどんどん進歩している様です。待ち望んでいた機体の新キットが良い出来で本当に幸せ。恐らくこのキットが1/72Su-9の決定版でしょう。

部品点数 99 (不使用パ-ツ含む)

デカ-ルはSu-9U同様大変充実した内容で、コ-ションデ-タもびっしりと配置されています。印刷も綺麗で黄ばみもありません。フィルムの質は貼ってみるまで分かりませんが、以前作った同社のMiG-9のデカ-ルは問題なかったし、見たところそのMiG-9と質的に同じデカ-ルと思えるので、まず問題ないと思います。

su9_am72_dk

su9_am72_p6



TOPへ戻る キットたちへ戻る