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BOXア-トは明け方か夕暮れか分かりませんが、茜色に染まる地平線に続いて広がる凍った湖または大河の岸辺の上空を飛んで行くTu-128、ソ連防空軍長距離迎撃機です。左の画像では分かり難いですが、翼下手前の丘が林になっていて木がけっこう大きく描かれているので、まだ高度が低いことが分かります。基地を離陸して間もない場面なのでしょうか。絵の構図は右舷上方から浅く見下ろすアングルで機体全体をしっかり捉え、Tu-128がどんな飛行機なのか十分に伝えてくれます。機首を上げ、右肩上がりに上昇して行く姿は勇ましいですが、水平線も右肩上がりなので実際の上昇角度はもっと小さいことになるけれど、あえて絵全体を右上がりにして上昇機運に乗った構図にまとめてあります。反対に色彩は暗く、彩度も抑えてあって不安な雰囲気が醸し出され、その中を勢い良く上昇して行くTu-128がとても不気味に感じられます。結局この絵は中身を伝えるだけでなく、雰囲気やある種のロマンまで消費者に伝えて来るので、プラモデルの箱絵としてその役目を十分果たしていると言えるでしょう。

このキットのメ-カ-通し番号は72100で、ちょうど100個目の作品です。Amodelの場合、72に続く下3桁の番号が150を超えた辺りから金型技術に近代化が見られ、他メ-カ-の普通のプラモデルに近付いて行きます。このキットはその前、すなわちAmodel製品が他社製品とは一線を画していたころの一作です。特徴としては1つ1つのランナ-が小ぶりで、多数のランナ-に分けて多くの部品が成形されていること、全体に成形が甘く、微妙に反りや歪みがあることです。合いが悪く、組み難いという同社キットのイメ-ジはこれが原因です。恐らくこのキットもそういうマイナス面は持っているでしょう。しかし、形状が正確できちんと組めば素晴らしい完成品となって苦労が報われる、というのも同社製品の特長です。このキットのパ-ツを眺めていると、まさにその通りの予感がするし、大きくて見栄えもして、作るのが楽しみなキットです。

部品点数 165

デカ-ルは箱絵の機体のみ。青の49番はUT用です。赤星の白縁が広いのでストックデカ-ルから探すとしても、機体が大きいので1/48からのトレ-ドになりそうです。

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