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BOXア-トは中国南部でしょうか、広大な平野の農業地帯上空を飛ぶ中国のH-6爆撃機2機編隊。ソ連名Tu-16K-26です。絵の構図はこれの姉妹キットであるTu-16K-10と同様に、機体と離れた位置からの目線で機体の側面形と平面形を半々に交えることにより、同機の形状を十分に説明しています。ただし、K-10が左向きだったのに対してこのK-26は右向きに変えてあり、さらに地上を描くことにより、K-10の箱絵とはかなり違ったイメ-ジに仕立ててあります。ところが絵のタッチは機体の輪郭とパネルラインを細線でキッチリ描く画風でK-10の箱絵と共通。それもそのはず、画面右下に入っている画家のサインがK-10のものと同じです。K-10の絵もそうでしたが、機体は細密に描いているのに背景は大雑把に省略されています。これで遠近感を出す狙いがあるのかも知れませんが、やはり近景と背景で絵のタッチが違うのは違和感が有りますね。私としては背景の地上をもっと細密に描き込んで欲しかったところです。
このキットは同社のTu-16K-10とほとんどの部品を共有している姉妹キットです。と言うよりもこのK-26のキットがオリジナルで、K-10のキットはこれにK-10特有の機首パ-ツを足したものです。従ってパ-ツ解説は恐れ入りますがTRAMPETER1/72Tu-16K-10の記事をご参照ください。K-10との違いは、@K-10の機首パ-ツ(レド-ム付)が入っていない,
A対艦ミサイルがソ連のKSR-5と中国のC-601の選択式になっている, BK-10に入っていたエッチングパ-ツが入っていない の3点です。K-26ももちろん対艦ミサイルを搭載できるけれど、ここはひとつミサイル搭載はやめて、爆弾槽を開にしてここに通常爆弾を満載し、K-10との違いを強調してK-10とK-26の2機を並べる・・というのがこの姉妹キットの正しい楽しみ方の様に思います。
部品点数 316
デカ-ルは機体原産国:ソ連, キット原産国:中国に加え、エジプトとイラクも揃った豪華なもの。ソ連機に限っても複数のバリエ-ションから選べるのが魅力です。
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