TOPへ戻る ESCI 1/72 Tu-22M2
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BOXア-トはなぜかピンク色に染まった雲の下、離陸直後に脚を引き込むTu-22M2、ソ連空軍機です。絵の構図はまるで滑走路上に寝転んで仰向けに見上げたかの様なアングルで、機体以外は空しか見えません。離陸がもう少し遅れたら轢(ひ)かれてたんじゃないかと思うほど機体に近く、手が届きそうで凄い迫力です。その代償として視角が深いため、機体が前後にギュッと押し詰まり、同機の細長く優美な側面形を感じ取ることはできません。反対に幅方向が強調され、どっしり重厚な胴体腹部から内翼下面にかけてとても良く描けていて、同機が爆撃機であることを実感させてくれます。色彩的には下面白、上面グレ-の地味な機体を淡々と描いている感じ。もちろん明るい部分と影の部分のコントラストは付けているけれど、全体に明暗の差が控えめでおとなしくまとめてあります。この色彩に乏しい地味な機体を浮き上がらせるにはどうしたら良いのか?この絵の作者が考えた方法は背景をピンクにすることでした。確かに背景との彩度差によって機体が浮き出て来たけれど、私個人的にはピンク色の空っていうのはいただけませんね。

主要パ-ツは大判のランナ-3枚と、ランナ-がなく、単独で成形された大きな胴体下面パ-ツからなっています。これに透明パ-ツのランナ-が1枚と機外兵装のミサイルが成形されたやや小ぶりなランナ-が付きますが、このクラスの機体にしては部品点数はそれほど多くありません。大きく見て全体にシャ-プな出来で、大きなパ-ツには反りや歪みが無く、バリもほとんど見えません。筋彫りはもちろん凹。程良い深さでしっかり彫られていて、途中でかすれたりよれたりすることは一切なく、とても良い感じです。ただし表面のディティ-ルはややあっさりしているので、腕に覚えのあるモデラ-さんは自分で筋彫りを足してみても良いでしょう。分割がオ-ソドックスなので組立てに問題は無さそうですが、可変翼の連動ギミックがあるので、これを活かして作った場合は塗装に苦労しそうです。アクセサリ-はパイロンに装備する大型ミサイルが4本のみで、爆弾槽には何も付きません。
 
部品点数 113

デカ-ルは全てソ連機。コクピット内の計器パネルが充実しています。番号が3種類セットされていますが、このデカ-ルはTu-22M3とも共用で、76番はM3用です。

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