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tu2s_ic72_BOXアート

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BOXア-トはモスクワと思われる都市の上空を飛ぶTu-2S二機編隊です。胴体側面にはキリル文字で「Москба」(モスクワ)と書かれていますが、書籍「ソ連軍用機写真集」の同機のペ-ジに箱絵の機体の写真が載っていて、「大戦後期には戦功を記念して部隊の通称に地名を用いた」と書いてありました。Tu-2Sの出現年代は1944年と遅めながら、首都モスクワの名が与えられるほどに活躍した部隊があったのでしょう。さて、ICMのこのキットは何回かパッケ-ジが変更されています。私が入手したのは背景がモノクロでメインの機体だけカラ-というもので、一時期の同社製品の共通様式です。推測ですが、これはパッケ-ジ表示と中身の整合を厳しく追及した結果かも知れません。プラモデルの箱絵が分かっている人なら「箱に2機描いてあるのに1機しか入ってない」とか、「地上の建物の部品が入ってない」などと文句は付けないと思うんですが・・。そう言う訳でこの箱絵、一枚の絵として見るととても不自然なんですが、慣れて来ると背景のモノクロ部分が水墨画のようにも見えて来て、意外な奥深さを感じさせてくれます。

パ-ツは整然とした配列で見事に成形されています。バリはなくはありませんが少なくて問題ありません。小部品の出来も上々。ただ一点気になるのは表面のディティ-ルで、筋彫りが凸だか凹だか判らないほど薄く、工作や塗装で消えそうです。緻密で正確そうなディティ-ルなだけに惜しいところです。

部品点数 111


デカ-ルは箱絵の機体用の1種類だけでした。しかしなぜか取説には7種類もの塗装例が記載されていて、デカ-ルの番号まで指示されているから不思議です

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