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この箱絵は実機写真と一部図版の組合わせで、BOXア-トと言うよりは資料と捉えた方がしっくり来ます。Tu-91は実験的な色彩の強い試作機で、あまり資料も見掛けないですから、箱の表面を資料写真で埋めるのは一定の意義があるでしょう。しかし、私の個人的な意見を言わせてもらうと、やはりここは絵描さんに肉筆画を描いてもらいたかったです。模型の箱絵って、見てわくわくするところに価値があると思うんです。この特異な機体が、二重反転プロペラをブンブン回しながら雲上を飛んでいる絵があったら相当わくわくすると思うのですが、皆様いかがでしょうか。
このキットはご覧の通りのレジンキットですので、通常のインジェクションキットと比べても意味がありません。レジンキットは「素材」ですから、実機に対して規定された縮尺(この場合1/72)で外形がほぼ再現されている事をもって「良し」としましょう。パネルラインにしてもかなり省略されたスジがうっすらと入っているだけなので、自分で彫り直す時の目安だと割り切ります。キャノピ-はバキュ-ムのものが1つ入っている他に、レジンのパ-ツも付いているので、自分で絞り出す場合の芯に使えそうです。実機が大きいので模型も1/72とは思えない大きさ。上手く完成すれば気高くも異様なオ-ラを放つことは間違い有りません。
部品点数 35
デカ-ルは国籍マ-クの赤星1機分と、機番やコ-ションデ-タなども揃っているものの、小規模な機材で印刷したのか、一部かすれて色落ちしています。 |
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