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BOXア-トは眼下にキエフ級空母と他2隻の艦船を見下ろしてVTOL飛行中のYak-141。恐らく下の空母から上がって来たという想定なのでしょうが、空母の甲板にはロ-タ-を畳んだヘリがいるのでちょっと違和感があります。絵の成り立ちは写真とCGの合成で、背景の海と艦船が写真、機体がCGです。背景は遠近感を出したかったのか、写真を加工して輪郭をぼかし、さらにコントラストを下げて全体に霞んだ感じにしてあります。確かにこれで遠近感は出たけれど、主役のCGがやたらピシッとした出来なので、両者の差が激し過ぎて1枚の絵としての統一感に欠けます。絵の構図は右上から左下に向かう箱の対角線いっぱいに機体を置き、その逆向きの対角線上に空母を嵌め込んでいるため、機体と空母が直角に交差しています。空母の甲板から普通に上がって来ればこうはならないと思うので、この点もちょっと違和感が有りますね。主役の機体のCGはこの模型の原型とも言える3Dデ-タそのものと思われ、とても良く出来ています。陰影の処理も後から手を加えた形跡は無いのに相当の実感があり、CGだけでここまで出来るのかと感心しました。

このキットは上にも書いた通り、コンピュ-タ内に作られた3Dデ-タを原型としていると見られ、取説の組立て説明図も3D画像で作られています。そのプロポ-ションは箱絵のCGに鏡のごとく表わされており、私の目で見る限り相当行けてます。表面のディティ-ルは標準的な出来で、筋彫りは凹ですが細く浅いので、増し彫りしてメリハリを付けると良いでしょう。小部品の出来は細か過ぎず粗過ぎず1/72としてちょうど良い感じ。メインエンジン排気口がVTOL飛行と水平飛行の2通り選べるのも親切です。ART MODELの売りであるレジンパ-ツは、エンジン排気口と射出座席が入っています。射出座席は細かく出来ていてレジンの良さが活きているけれど、排気口は普通のプラパ-ツでも良かった感じです。

部品点数 98

デカ-ルは機首の番号違いで3種類から選べます。メインのマ-クの他、インティ-ク周りの赤いラインや細かいコ-ションデ-タもセットされていて申し分ありません。

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