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これは海軍の基地なんでしょうか、大型の飛行艇の手前にちょこんとYak-15が駐機しています。ところでバックの飛行艇がどう見ても米軍のカタリナにしか見えないので調べてみたところ、カタリナは第二次大戦中、連合国各国で広く使用され、ソ連も同機を運用したのだそうです。それにしてもカタリナとYak-15が一緒にいるなんて、なんとも不思議な光景ですよね。
パ-ツは3枚のランナ-に分割されています。Amodel 伝統の簡易インジェクションで、中央にスプ-ル(溶けたプラスチックが金型に流れ込んで来る大元の湯口)があり、そこから太いランナ-が放射状に伸びてパ-ツが取り付く構成は同社のMiG-9を彷彿とさせます。プロポ-ションはパ-ツで見る限りバッチリ正確そうです。まあ、図面と照合したわけでもないので私の個人的な感覚ですが、とにかくパ-ツから伝わってくるクオリティ-の高さは間違いなく一級品です。筋彫りは胴体が凹,
翼が凸とちぐはぐですが、これは同機の主翼が木製であることと関係しているかも知れません。部品点数はこの機体の1/72としては多く、特に脚周りのディティ-ルが1/48並に細かいのと、ジェットエンジンがまるごと再現されているのには驚かされます。実機があまりメジャ-でないので、この先これ以上のキットは出ないと思いますが、Amodel
のこのキットで十分です。さらに同社からはこのキットをベ-スとしてYak-17, -17UT, -21も発売されており、マニアとしては喜ばしい限りです。
部品点数 56
デカ-ルは箱絵の機体の他に白抜きの星マ-クがセットされていますが、これは全面赤塗装の特別機用です。ソ連以外の国籍マ-クは一切ありませんが、ソ連機オンリ-の私にとって不満はありません。
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