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BOXア-トは高空を緩降下して行くYak-23ソ連空軍機です。絵のタッチは精密かつ繊細でデッサンもしっかりしていますが、写真やCG合成の気配は私には感じ取れません。左下には画家のサインも入っているので、これは近年(2010年台)珍しい完全肉筆画と思われます。機体の右舷前方、主翼上面がかすかに見える角度から捉えた構図は、同機のエンジン配置や翼と胴体の関係を的確に表現しています。機体色は無塗装銀。微妙なグラディエ-ションを効かせて機体の立体感を表現しつつ、パネルラインなどのディティ-ルを巧みに描き込んでおり、好感が持てる一作です。
キット内容は細めのランナ-に精密な部品が整然と取り付いていて見事なものです。確証はありませんが、精巧に作られた簡易金型ではないでしょうか。この成形プラパ-ツの他に、レジンとエッチングが付いています。レジンは吸気口内部パ-ツ,
主脚収容部, 排気ノズルをメインにアンテナ類などをカバ-。エッチングはシ-トやシ-トベルトなどコクピット内部を中心にカバ-しています。1/72の小型機にここまで精密なコックピットが必要なのか、私のようなユルいモデラ-には行き過ぎた感があります。
部品点数 ４８ (エッチングパ-ツ含まず)
デカ-ルはソ連機が機首の番号違いで3種類、それと米軍の手に渡った機体が1機の合計4種類セットされています。細かいコ-ションデ-タや給油口を示す△も入っていて十分な内容です。
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