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BOXア-トは北の大地の澄み切った空を駆け上がって行くYak-25。力強い印象で絵の完成度も高いのですが、同機の特徴が出にくいアングルなので一見してYak-25と分かるインパクトに欠けているのが残念。
このキットが世に出たのは2004年です。ロシアの新興メ-カ-:レッドハリケ-ンががんばってくれました。これが出るまでYak-25のスケ-ルモデルと呼べるキットは皆無ではなかったでしょうか。レッドハリケ-ンはこの他に1/72Tu-14を出しており、キット化されていない空白地帯を埋めて行く計画と見受けられます。もしそうなら当然マイナ-機がメインとなる訳で、ビジネスとしては厳しいかも知れませんが、買う側のマニアとしてはぜひがんばってほしいところです。(この2キットを出した後レッドハリケ-ンは活動を停止した。)
さて、気になる中身は・・ずばり、簡易インジェクションです。至るところバリだらけでそれでいて湯まわりの厳しい部分もあり、国産の優秀な正規インジェクションキットとは比べるべくもありません。しかしパ-ツで見る限りプロポ-ションは正確そうだし、個々のパ-ツのディティ-ルもそこそこあります。双発複座の機体の割には部品点数も少なめで、それほど作り難くないかも。個々のパ-ツを化石だと思って、クリ-ニング(バリ取り)も楽しみの一部にできればこんな良いキットはないと思います。
部品点数 ３８
デカ-ルは赤い星1機分と機首の番号が2種、あとは若干のコ-ションデ-タのみですが、実機はソ連以外での運用実績はないし、他の資料でも派手な塗装例は見当たらないので、これで十分と思います。
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