TOPへ戻る Amodel 1/72 Yak-27K-8
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BOXア-トは着陸か離陸か分かりませんが、脚を下げて地上すれすれを飛ぶYak-27K-8。地上から機体を間近に仰ぎ見るアングルで描いているので、特徴ある自転車式の降着装置が手に取る様に分かります。後退翼の下面が見えているためでしょうか、下反角が強調されて見えますね。また機首の尖ったレド-ムが鳥の嘴を連想させて、まるでカラスが舞い降りて来るかの様な活き活きした描写に成功しています。では絵は緻密に描かれているのかと言うとそうではなく、細かく見て行くと省略されていたり曖昧な点も多いのですが、一歩引いて全体を俯瞰すると、活き活きと躍動するYak-27が相応の精密感と共に目に飛び込んで来ます。絵は写真ではありません。しかし時として写真以上に対象物の本質を捉えることがある。この箱絵もそうした要素を持っている優れた一作です。

Amodelからはこのキットが出るはるか以前にYak-27Rがリリ-スされています。同社の場合、長く時間を空けた後でほとんど金型を共通使用するサブタイプ違いを出すことがあるので、このYak-27K-8もそのパタ-ンではないかと疑いました。しかしパ-ツをチェックした結果、このキットは基本的に新金型と判明。正確に言うと左下のエンジンポッドのランナ-2枚だけYak-27Rと共通で、その他は新金型です。パ-ツ写真では分かり難いですが、エンジンポッドのランナ-だけ他のランナ-より一回り太く、明らかに金型の規格が違います。胴体のランナ-にはMasterのタグも付いていて、エンジンポッド以外は新世代品です。パ-ツの出来は同社の標準的レベルで、パネルラインも同社伝統の凹筋彫りですが、他キットに比べるとやや彫りが浅く、部分的にヨレたり曖昧に消えたりしている箇所もあるので、彫り足してやった方が良いでしょう。ところで、ミサイルが成形されているランナ-には機関砲のパ-ツも有るのですが、取説を見ると機関砲を付けるかミサイルを付けるか選択できます。従ってこのキットはYak-27(無印)とK-8のコンバ-ジョンキットです。

部品点数 137

デカ-ルは箱絵の機体の他、ミサイル装備のないYak-27(無印)1種の合計2種類から選べます。不思議なことに赤星が大小各1個余分にセットされていますが、貼り付けを失敗したときの予備なんでしょうか。その他コクピット前の反射防止の黒とコ-ションデ-タもセットされていて不満はありません。

 

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