TOPへ戻る Amodel 1/72 Yak-38U
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BOXア-トはヘリ空母の上空でVTOL飛行から水平飛行に遷移しつつあるYak-38U、ソ連海軍練習機です。遷移飛行中と読んだのは、脚が引き込まれているのにリフトエンジンの空気取入れ口が開いたままだから。これから徐々に速度を上げて主翼の揚力による通常飛行に移行しますが、ここが同機の操縦で一番難しい場面と思われ、前方の座席に座った訓練生の緊張感がひしひしと伝わって来ます。絵の成り立ちは写真やCGとは無縁の肉筆画で、姉妹キットのYak-38の箱絵が写真ベ-スだったのとは対照的です。構図は主役の機体の向きに合わせて眼下の空母、遠景の僚艦、さらには水平線まで平行に配置するという徹底ぶり。水平線が傾いているのは不思議な感じですが、絵全体として違和感がないので良しとしましょう。色彩的には海面が明るい金色に輝いていますが、これは主役の機体を浮き上がらせるための配色の工夫です。蛇足ですが、空母の艦首にはキリル文字でКИЕВと入っていて、この艦がキエフであることが分かります。この絵のアングルで同艦を見ると飛行甲板は案外狭くて、半分は普通の巡洋艦だということが良く分かり、なんとも中途半端な感じが否めません。どうせ遠景の僚艦と一緒に行動するなら思い切って純空母にした方が良かったのではないでしょうか。

このキットは先行発売された同社のYak-38とほとんどのパ-ツを共用する姉妹キットで、左列の写真4枚は全てYak-38と共用です。違うのは下のキャノピ-と機首パ-ツのみ。従ってパ-ツ解説は恐れ入りますがAmodel1/72Yak-38の記事をご参照くいださい。手強いけれど夢のあるキットです。

部品点数 126

デカ-ルはYak-38と同じものが入っていて、4種類ある番号のうち、24番だけがYak-38U用です。つまり選べるのは1種類のみ。

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