TOPへ戻る Hasegawa 1/72 Yak-3
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部品点数 38

デカ-ルは箱絵の司令官機の他、ソ連に亡命してナチスドイツと戦い続けたフランスの戦闘機部隊,ノルマンディ-ニ-メンの6番機も選べます。内容に不満はありませんが、経年のためか、白がやや黄ばんでいるのが気になるところ。このキットは何度か箱替え品が販売された他、2機セットのパッケ-ジも出ていて、そちらのデカ-ルはノルマンディ-ニ-メンのマ-キングが充実しています。こちらの白は黄ばんでいませんが、逆に透けそうです。

BOXア-トは市街地上空を哨戒飛行中な感じのYak-3,2機編隊。取説の塗装説明によれば手前の機体は第303戦闘機師団司令官機、時は1944年4月とのことです。絵は完全肉筆画で、右下には画家のサインも見えます。構図は機体の左舷前方約45度の角度から捉えることにより、胴体と主翼の長さを両方活かして横長のパッケ-ジに調和させています。色彩面ではグレ-迷彩の機体の背景に同系色のグレ-で遠く霞んだ地上を描いており、全体に彩度差の薄い絵です。しかし、実際に遠くにあるものはグレ-に見えるので、この絵は飛行機のグレ-迷彩の効果を直感させてくれます。彩度差の薄さを補うため、巧みに明度差を付けて機体の輪郭を浮き出させており、プロペラが回っている様子も良い雰囲気が出ていて、現実味のある良い絵に仕上がっていると思います。

さて、中身のレビュ-を始めましょう。私が国産キットの記事を書くのは珍しいのですが、その理由はやはり国産品では興味をそそられるソ連機キットが少ないことに尽きます。このHasegawaのYak-3は数少ない例外の一つ。まず全体から受ける印象は、各パ-ツ整然かつカッチリと成形されていて、流石は日本の優秀な工業製品といったところです。それだけだと冷たい感じになってしまい勝ちですが、このキットは実機の雰囲気が出ているのでソ連機ファンとして受け入れられます。筋彫りは凹ですっきりし過ぎているのはHasegawa製品共通の特徴ですが、実機が木金混合機でパネルラインが少ないのでそれほど気になりません。

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